にょりの日記

全人類を愛する㋵

にょり草紙

こんにちは、にょりだよ

 

夜と朝について述べる。

 

 生き物の眠りを感じる。生き物だけでなく、機械の眠りの音すら聞こえてくる。すべてが優しさに満ち、朝を憎んでしまう。優しさとはブルーライト、道路を走る車、昼間に厄介、煩わしいと感じてしまうものたちも含む。夜という場面では彼らは非常に慎重で、一人起きているものに対してはその穏やかな心の毛を逆なでしないように通り過ぎていくばかりである。わざわざ眠りを削ってまでする必要のないことで時間を割かないと救われない魂がある。そして不思議なことに、眠りを削ってインプットしたものには異常な愛を抱くことが多いように感じる。私はギャグ漫画日和の聖徳太子小野妹子の上下関係を顧みない友情に、今でも涙を流すことがある。夜ってそういう力がある気がする。

 鳥が鳴いてトラックがブンブン言い出し、新聞が投函され始めたら終わり。うちは大きい道路に面していて、かつ地震のダメージを緩和する設計なのでよく揺れる。早起きドライバーが揺らす布団のせいで無性に、なんとなく腹が立つ。寝てない重たい頭が寝なかった後悔に苛まれても、次の夜にはその誘惑に負けてしまうこともしばしば。

 

 その始まりを憎むこともあれば、快く迎えることもある。憎む場合、布団に寝ていれば「始まりでない」と定義する……ので、平気で13時頃まで横になっている。ではポジティブな朝はどうかと考えると、ほとんどない。朝は無理矢理にでも一日を始めさせようとやってきて不愉快だ。朝の気分のときなんて滅多にない人の方が多いだろうに。

 なんやかんや、前向きな朝は好きだ。鮮度が違う日の光に毎度新鮮に驚く。ジュースの上澄みの部分みたいだ(15時過ぎが一番健康に悪そうである)。近所の犬も人間も最高の状態が朝なのだと見てわかる。YouTubeなんか見てないで外に出たほうがいい気がする。そういう日に限って出ないんだけども。

 

おわり。またね(^^)v