にょりの日記

全人類を愛する㋵

向井康二さんってすごい

向井康二さんってすごい!

向井康二さん、おもしろ元気モリモリお調子乗りさんという印象だった。そういう印象の人多いし、実際合ってる。

まいジャニという関西ジャニーズJrの番組がある。そこにてSnowManとしてひと足先にデビューした向井さんをゲストとしてお呼びしてなんやかんや……という回をみて驚愕した。

何年も出演していた番組を久しぶりという感じで東京と比べてイジったり、懐かしのメンバーと絡み、笑いを取っていらっしゃった。その手がすごく震えていた。自ら前に出て発言し、笑いをたくさん取り、大騒ぎしてお調子乗りしながら御手を震わせる人。矛盾がその瞬間に一億ルーメンで輝いて頭の中で弾けてその火傷が強く残ってしまった。

どうやら緊張しがちの繊細な方だったようだ。

これを「ギャップ萌え」で片付けるにはすこし早計だ。一体なんの為に前に出てグイグイ働いているのだ?それが与えられた役割だから?元々性格がそうだから?

私たちはずっと矛盾を飼っている。家ではお調子者でも外ではシュンとしちゃう人もたくさんいる。私もそうだし。しかし、彼はその矛盾にいつも抗っている。もちろん、そういう役割を与えられていることもあるだろうが、彼自身の良さを自分で理解し、それを親しい人がいない時の外部でも捻り出しているのだ。身内以外でも彼自身を貫くことは非常に難しいだろう。それでも笑ってくれることがきっと好きなのだ。だからこそ眩しく光り、その不安定さを美しいと感じられた。人懐っこさと人見知りは共存する。冷静に見られたら矛盾しちゃうことを心のうちに抱える人は多い。自分でもなんで?と思うことを、彼は甘えずに全力で戦っているように感じた。

もちろん、向井康二さんの魅力はこれだけでは無い。たくさんの人が知ってるだろうから、優しい性格や真面目さは割愛します。

もう一つ、私の中の向井康二さんすごいポイントを挙げたい。それは、繊細な美術心を持っているところだ。

元気でおもしろお調子者さんイメージからは想像できない細やかで美しい写真を撮られる。静かで凪いだ優しい雰囲気の作品たちは彼の心の純粋さを表しているように感じられる。写真という芸術への真っ直ぐな姿勢は、きっとたくさんのアーティストさんたちは共感出来ると思う。芸術を愛し、楽しそうに芸術にする姿はいつも美しくて、誰かの心たちはきっと一緒に何かを創りたくなる。持論だが、美術をする上でいちばん大事なことは楽しむことだろう。彼を通して私は芸術の素晴らしさを再確認した。

暖かくてどこまでも人間くさく、その命を美しく生きる。それが向井康二さん、いつもありがとう。